2017/11/08
(※2019/11/21 記事更新)
こんにちは。フリーランス整備士ブロガーの『ぼす』です。
「バッテリー充電器を買おうと思っているけど、価格が安い○国産の物は品質や耐久性が不安だな。」という人や、
「バッテリー充電器って種類がたくさんあって、どれを選べば良いかイマイチわからない。」という人に言います。
20年間整備士をしてきた私の経験から、間違いなく私がおすすめなのは
シーテックのバッテリーチャージャーです。
車もバイクも、これ1つあれば充分です。
なぜCTEKのバッテリー充電器がおすすめなのか?
この記事ではCTEKのバッテリー充電器がおすすめな理由を3つあげて解説しています。
・おすすめ理由その①いろいろなタイプのバッテリー充電器を使用してきたからこそ性能の違いがわかる。
・おすすめ理由その②CTEKは段違いで、弱ったバッテリーを復活させる!
・おすすめ理由その③バッテリーの充電時間は気にしなくてOK。使い方が簡単。
この記事を最後まで読んで頂ければ、なぜ私がCTEKのバッテリーチャージャーを薦めるのかがわかります。
バイクのバッテリーの充電器でおすすめなのはCTEKのバッテリーチャージャー1択、その理由を解説します。
雪の積もる地域は、おバイクおあずけの、もどかしい季節がやって来ます。
私のいたバイクショップでは『冬季預り』というサービスをしておりました。
冬の乗れない(乗りたくない)期間だけ、お客さまのバイクを預り、管理して、春には安心して乗り出せるというものです。
その預り期間にカスタムやメンテナンスの依頼をされるお客さまも居ましたし、車検をその期間に受ける人もいました。
特別、なにも依頼が無い場合は、キャブ車はキャブレターのガソリンを抜いて、バッテリーは端子を外して状態をチェックし、弱っているようなら、充電するか、寿命のバッテリーは交換をおススメしていました。
おすすめ理由その①いろいろなタイプのバッテリー充電器を使用してきた。
バッテリーが弱っているバイクの、ほとんどのお客さんは「とりあえず充電してみて下さい。」
という回答なので、他の作業の合間に充電の様子をチェックしたりします。
私のいたバイク屋では、いろんなタイプのバッテリー充電器が有りました。
・電圧や電流をアナログなダイヤル式で設定して指定の充電時間だけ充電するタイプ。
・充電が完了するとそれ以上は充電されないオートストップ機能付きのタイプ。
・トリクルチャージで充電するオートストップ機能付きのタイプ。
・サルフェーション除去機能などの最近では当たり前の機能が付いているタイプのバッテリー充電器など、今まで10種類以上のバッテリーチャージャーを使ってきました。
私の経験上、新品バッテリーの数値100%とすると、弱ったバッテリーというのは、70~80%以下の性能に低下しています。
バッテリー自体の性能や、使用年数にもよりますが、完全に充電して復活するバッテリーと、復活しないものが出てきます。
おすすめ理由その②CTEKは段違いで、弱ったバッテリーを復活させる!
例をあげると、ニュートラルランプすら点灯しないような、電圧が極端に低い8ボルト以下のバッテリーなどでも、完全復活に近い、12.4ボルト付近まで復活しました。
バッテリー充電方法がハイテク!
これは、従来の一定の電圧と電流でタイマーがストップするまでの一定の時間だけ充電する方法のバッテリーチャージャーとは、全く異なり、バッテリーの内部の状態を診断しながら、電圧と電流を全てオートで切り替えて充電している方法だからです。
CTEKの充電手順は、STEP1~STEP8までの8段階が有り、最初にSTEP1のパルスによるディサルフェーションを行います。
パルスによるディサルフェーションとは、サルフェーション(バッテリー内部の極坂に発生した硫酸鉛)を除去する事です。
STEP2では、ディサルフェーションが終わり、いきなり高い電圧をかけるのでは無く、バッテリー電圧が規定電圧に達するまで、ソフトスタートで優しく充電していきます。
その後も、6段階の充電手順で完全復活までもっていきます。
CTEKのバッテリー充電器は、バッテリーが回復不能なくらい劣化しているか、損壊しているの判断をSTEP2の早い段階で瞬時に判断して、安全のため充電が中止され、エラーランプが点灯します。
CTEKバッテリー充電器の充電手順
- STEP1
ディサルフェーション
- STEP2
ソフトスタート
- STEP3
バルクチャージ
- STEP4
吸収・浸透充電
- STEP5
分析
- STEP6
リコンディション
- STEP7
フロートメンテナンス充電―維持充電
- STEP8
パルスメンテナンス充電―監視充電
おすすめ理由その③バッテリーの充電時間は気にしなくてOK。使い方が簡単。
バッテリーの充電時間は気にしないでOK!。
ボタンを押すだけで最後まで勝手にやってくれるので、とにかく簡単なのである。
バッテリー充電器の使い方。
CTEKのバッテリー充電器はバッテリー端子に接続したら、AC100Vコンセントを差し込んでモードボタンを押すだけで、診断→充電が始まります。
充電が完了すると監視充電に切り替わるので、最後まで充電時間を気にする必要はありません。
CTEKのその他の機能
【逆接続防止機能】
接続が反対になっている場合には、ショート防止機能が作動して、エラーランプが点灯して、作動を停止します。
(正常な接続は下記)
バッテリーの+端子にバッテリーチャージャーの+側(赤クリップ)を接続。
バッテリーの-端子にバッテリーチャージャーの-側(黒クリップ)を接続。
【温度補正機能】
クリップ部分に温度センサーが付いていて、バッテリー温度が25度以上に上がると充電電圧をオートで下げます。
逆にバッテリー温度が25度以下に下がると充電電圧を上げます。
【加熱防止機能】
バッテリー充電器の周囲の温度が高い場合には、バッテリーチャージャーの出力を抑えます。
バッテリーチャージャー自体が高温になることがありますが、冷却の為のファンが内蔵されているので安心です。
CTEK(シーテック) バッテリーチャージャー・メンテナー 7.0A バックアップ機能付き MXS7.0JP
安すぎるバッテリーにはそれなりの理由がある。
バイク用のバッテリーの値段は、けっこう高いですよね。
しかし、いつ壊れるかわからない安くて怪しい◯国製のバッテリーを買うくらいなら、最初から性能の良いものを選びたいです。
私が今まで見てきた◯国製のバッテリーは、新品状態から2ボルトしか電圧がないものや、充電すると極端な発熱を起こし、爆発しそうなくらいパンパンにふくらんだものなどを見てきました。
いくら、値段が安いからと言って安心して乗れないのは、精神衛生上、良くありません。お客様には絶対に薦めなかったし、お店にも取り置きなどはしていませんでした。
しかし、世の中に出回っている中古車には、かなりの確率で◯国製のバッテリーに付け替えられている車両があります。バッテリーの性能、寿命は私の経験上、安かろう悪かろうがほとんどです。
バッテリーは多少値段が高くても質の良いものを選びましょう。
バッテリーチャージャーをお勧めするのに、なぜ、バッテリーの話もしたのか?
バッテリーの質が良くないと、充電しても回復しないから!です。
このCTEKのバッテリーチャージャーは、限界近くまで放電したバッテリーでも、見事に復活します。
私の居たバイクショップでは、10種類ぐらいの充電器を使用してましたが、この、CTEKのバッテリーチャージャーをメインで使ってました。
今現在の職場でもメインの充電器はこれを使っています。
販売価格は他のメーカーのに比べると、ちょい高めですが、値段に見合った効果を発揮します。
(去年11月に新品に交換したのに、バッテリーを上がらせてしまい、約0.2ボルトまで低下した車のバッテリーですが、一晩充電しておいて、さらに、一日経過したあとに電圧を測った写真です。)