がれーぢブロガー

元バイク屋メカニックのバイク大好きブログ

クラッチが滑る、クラッチが切れない時の4つの原因と対策方法

(※2018年12月14日 記事更新)

 

 

こんにちは。現役整備士の『ぼす』です。

 

 

バイクのメンテナンスで簡単なようで実はややこしい感じがするのが、このクラッチという箇所だと思います。

 

言葉は聞いたことがあるけど、実はクラッチが滑るとか、クラッチが切れない状態になると、どうすればいいかわからない人もいると思います。

 

今回は少しクラッチについて説明したいと思います。

 

 

 

 

 

 

クラッチとは?クラッチの役割

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クラッチとはエンジンの回転出力をトランスミッションに伝える役割と断絶する役割があります。

 

エンジンの出力をきちんとムダ無く伝える為にクラッチディスクに使われている材質は伝達性や耐久性に優れたものを使用しています。

 

しかし、耐久性が良い材質を使っていると言っても、クラッチディスクは消耗品だということを理解しておきましょう。

 

 

 

 

どのくらいで交換なのか?

 

クラッチディスクの交換目安距離はありますが、必ずしも目安距離までは安全に使用できるかというと、そうではありません。

 

クラッチディスクの減り方は、乗り手の癖や使用頻度、バイクの扱い方、使用するエンジンオイルなどによって、極端に摩耗したり、走行距離が増えても減っていなかったりとバラバラです。

 

 

 

 

クラッチが滑る原因

 

クラッチが滑る原因は、

1・クラッチディスクの摩耗。

2・クラッチワイヤーの調整不良。

3・クラッチスプリングのへたり。

4・使用するエンジンオイルが合っていない。

などがあります。

 

クラッチは一旦滑り始めると一気に摩耗が加速する事がほとんどなので、クラッチディスク、フリクションプレートの交換サインと割り切りましょう。

 

エンジンオイルも合わないオイルを入れるとクラッチディスクの摩耗が早まり、結果クラッチが滑る原因になります。

 

クラッチが滑った時の対策

1・クラッチワイヤーの調整をしてみる。

(クラッチワイヤーの遊び調整が適切ではなく、張りすぎているとクラッチディスクが離れてしまい、結果的にうまく動力が伝わらずに滑ってしまう。)

 

2・クラッチスプリングがヘタっている場合は交換する。 

(クラッチスプリングの役目は主にプレッシャプレートをクラッチディスクに押し付ける働きをしているため、使用年数経過や、金属疲労や熱疲労によりバネの押しつけ力が弱くなっていきます。)

 

3・クラッチディスクが使用限界まで摩耗しているものは交換する。

(サービスマニュアルなどにはクラッチディスクの使用限界目安の数値が記載されているのが一般的ですので、クラッチを分解した際には、クラッチディスクとフリクションプレートの厚みをノギスで測りましょう。)

 

4・エンジンオイルをメーカー指定のものに替えてみる。

(現代の日本の国産バイクのエンジンはクラッチやミッションも、同じエンジンオイルで潤滑している車種がほとんどの為、クラッチ部分に求められるエンジンオイルの性能として、耐摩耗性や耐熱性があげられます。)

 

 

 

クラッチが切れない原因

 

クラッチが切れない(エンジン回転を断絶できない)原因は、

1・クラッチワイヤーの伸びや調整不良。

2・クラッチレバーの遊びが多い調整不良。

3・油圧クラッチならエア混入。

4・長期間放置によるクラッチディスクとフリクションプレートの張り付き(錆び付き)などがあります。

 

クラッチが切れない時の対策 

1・クラッチワイヤーの極端な伸びは要交換。

2・遊びが少し多いかなと言うときは調整してみる。

3・油圧クラッチのエア混入ならエア抜きを完璧におこなう。

4・クラッチディスクの張り付きはクラッチのオーバーホールか要交換になります。

 

 

 

長期間放置された中古車によくある、クラッチの錆び付き

長期間放置してあっても、エンジンオイルが入っているからクラッチディスクとフリクションプレートが錆び付きはしないだろうと思った人は甘いです。

 

 

結露と言うエンジン内部の暖まった空気が冷える時に発生する水分によって錆び付きます。実際、中古車整備をしているとこの手の車両はよくあります。

 

 

 

 

クラッチが滑る、クラッチが切れない時のまとめ

 

クラッチの交換自体は要領を覚えればそんなに難しい作業ではありません。

ただ、外国車で大変な作業になる車種もあります。

例えば、BMWの水平対向エンジンやモトグッツィのV型エンジンなどは、クランク軸が車体に対して縦方向なので、リヤ回りをほとんど分解する必要があります。

 

国産車でもホンダのゴールドウイング系の水平対向エンジンもクラッチ分解するまでの行程が大変です。

 

 

 

整備資格の無い方が、ご自分のバイクを修理するのはチャレンジ精神があって良いのですが、故障しても自己責任です。他人のバイクの分解整備は絶対にやめておきましょう。

 

 

 

 

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