2017/11/01
(※2019/12/11 記事更新)
こんにちは。フリーランス整備士ブロガーの『ぼす』です。
この記事は「万が一、出先でバッテリー上がりになったらどうしよう。」
また、「バッテリーあがりになった場合に必要なものは何だろう?」という方や、
「日頃からできるバッテリーの管理方法を知りたい。」という方に向けた記事です。
車やバイクのバッテリーあがり対処方法としては以下の方法があります。
1・故障してない正常な車やバイクとブースターケーブルでつないでエンジンをかける方法
2・ 充電してみる。(一度上がってしまったバッテリーは充電しても使えないことがよくある。)
3・バッテリーが充電されているか発電機からの充電量をテスターで調べる。(普段からバッテリー電圧や状態を気にしておく。)
4・バッテリーを交換する。(バッテリーの寿命は、3年~5年位が交換目安。)
5・充電していない時はオルタネーター(発電機)の異常が考えられる。
車やバイクのバッテリー管理方法としては以下の点を気を付ければいいと思います。
1・バッテリー交換の年月日を整備記録簿や点検表に記載する。
2・バッテリー交換の年月日をバッテリー自体に記載すること。
3・直接記載できない時はシールやガムテープなどに記入して張り付ける。
4・バッテリーの寿命は、3年~5年位が交換目安。
5・バイクの場合、シーズンオフはバッテリー端子を外しておく。
6・バッテリー直電源の無駄な電装品を増やさない。(リレーを設置する。)
7・ヘッドライトや室内灯の消し忘れには十分注意する。
車やバイクのバッテリーあがり対処方法
車やバイクのバッテリー上がりの対処方法として、現場の状況によって対応の仕方が変わってきます。
故障してない正常な車やバイクとブースターケーブルをつないでエンジンをかける方法
バッテリーが上がった場所が自宅なのかツーリングやドライブなどで、だれも居ない山奥なのか状況にもよりますが 基本的にはブースターケーブルという物で故障していない正常車と接続して、セルを回してエンジンがかかるか試してみるのが一番簡単な方法になるとおもいます。
電気を供給するがわの車やバイクは、12ボルト接続なら大丈夫です。
トラックなどはバッテリーを2個直列に接続して、24ボルトのものがほとんどなので、接続する際は注意しましょう。
故障車と正常な車のバッテリーを接続するときにはブースターケーブル(ジャンパーケーブル)を使用して接続するのが一般的な方法です。
その他にはジャンプスターター(バッテリースターター)と言うものがあります。
小型で軽量なものから、大きな重量の重たいものまで有り価格もバラバラです。
安価なジャンプスターターの安全性に疑問あり
ジャンプスターターの話のついでなんですが一つ言いたいことを言わせてください。
近年は明らかに◯国製の小型で軽量な6000円台で買えるジャンプスターターがありますが、耐久性や安全性と言うのはかなり怪しいです。
なぜかというと実際に私の職場でもこの手の商品を使用したのですが、一つ目はジャンプスターター自体が爆発しました。(それも手に持っている状態の時に)
爆発したとき手に持っていたのは私ではありませんが、目の前で爆発するのを目撃しました。その方はての軍手をすぐに脱ぎ捨てて火傷やケガはありませんでした。
すぐに全く同じな2個目の代わりの商品を会社から用意されましたが、目の前で人が手に持っている状態で爆発したのでこの手の安物商品は怖くて使用することができず、放置してあります。
またこのジャンプスターター自体を充電しておかないと車やバイクのエンジンをかけることができないので使用するまでには充電しておく必要があるんですが、充電完了ランプがいつまでたっても点灯せず、使用する時には使えないなんてことがしょちゅうありました。
ですので、あまりにも安価な◯国製のバッテリースターターは耐久性の面でも全く信用していません!
ブースターケーブルは1つあれば便利です
ブースターケーブルを車に常に乗せている人も多いと思います。
万が一出先でバッテリーを上がらせてしまった時には常備しておけばすぐに使えますからね。
ただこのブースターケーブルをバイクに載せておくとなると、パニアケースなどに入れるしか載せておく場所がなかなか無いです。(シート下の容量が大きなバイクは載せておける。)
ブースターケーブルのつなぎ方
【ブースターケーブルやバッテリースターターを接続する時の注意点】
バッテリー上がりの車やバイクのエンジンを始動するためにバッテリースターターやブースターケーブルを使用する時の注意点はプラスとマイナスの接続を間違えない事と、接続する順番を間違えない事です。
【正確な接続方法】
ショートするリスクの少ない接続する順番とされているのが下の接続の順番です。
- 故障車のバッテリーのプラス端子に赤色のブースターケーブルを接続する。
- 正常車のバッテリーのプラス端子に赤色のブースターケーブルのもう片方を接続する。
- 正常車のバッテリーのマイナス端子に黒色のブースターケーブルを接続する。
- 故障車のエンジンルーム内の金属部分(ボルトの頭など)にボディーアースする。もしくはバッテリーのマイナス端子に黒色のブースターケーブルを接続する。
この順番で接続すれば「バチッとなるかもしれない!」とビクビクしながら接続することも有りません。
正常車のエンジンをかけてしばらくしてから故障車のエンジンを始動させる。
この順番を守って始動してください。
またブースターケーブルを外すときはこの逆の順番で外していけば大丈夫です。
エンジンがかかってもすぐには止めない
故障車のエンジンがかかってもすぐにはエンジンを止めないでください。
バッテリーが弱っている状態の時はまたすぐにバッテリーが上がってしまうからです。
しばらく1時間ぐらいはエンジンをかけておくか、1時間ほどドライブをしてくればバッテリーが充電されるはずです。
1時間くらい走行しても充電されない時はバッテリー自体が寿命か、オルタネーターの異常や故障が考えられます。
正常な車やバイクと接続してもダメなときは?
ブースターケーブルを接続しても、だめな時もあります。完全にバッテリーの容量が(エネルギーが)からっぽに近いと、バッテリーを交換しないと、ほぼ間違いなくかかりません。
また、何かの電気系統のトラブルで、車やバイクのメインヒューズが切れている場合は、ブースターケーブルを繋いでもセルモーターは周りません。
一度上がってしまったバッテリーは充電しても使えないことがよくある
完全にからっぽ、もしくは、からっぽに近い状態のバッテリーは充電できないか、充電できても完全回復しないので、エンジンが運良くかかったとしても、次の日にはかからない。なんて状態になってしまいます。
出先なら、ロードサービスのお世話になるか、バッテリーを買って来て交換になると思いますが、現実的には前者になるでしょう。
普段からバッテリー電圧や状態を気にしておく。
多分、ブースターケーブルを日頃から車に載せてる人は多いかもしれませんが、バイクに常に装備している人は、ほとんどいないと思います。
車のバッテリーなどは、バッテリーの寿命や交換時期などの状態がわかる、青~白に変化する点検窓が付いているものがあります。
しかし、現在のバイクのバッテリーは小型化でメンテナンスフリーのバッテリーがほとんどなので、外見からは状態を判断するのは難しいです。
日頃からバッテリーの電圧をはかる『テスター』や充電の為の充電器を用意しておくと安心です。
バッテリー充電器は間違いなくこの充電器が確実にバッテリーを回復させます。
私がやっているバッテリーを上がらせない為の管理方法
私がバッテリーを交換した際に『いつ交換したのかすぐわかる』ようにする為にやっているの方法が有ります。
整備記録簿や点検表に記載するのはあたりまえですが、バッテリー交換の年月日をバッテリー自体に記載すること。
また直接記載できない時はシールやガムテープなどに記入して張り付けたりもしています。
これだけでも、いつバッテリーを交換したかがすぐわかりますね。
もしバッテリーが弱ってきても、交換した年月日がすぐに確認できるから、充電か、交換かの判断がしやすいですよね。
テスターを1つ持っていれば、バッテリーあがりだけでなく、いろんな電装系のトラブルに対応できます。
また、電装系のカスタムをしたい時にもテスターがあると電源出しなどでどこから、電源を取りだししようかわからない何て事にはなりません。
車用のバッテリーに比べて、バイク用のバッテリーは高いと言う話を良く耳にしますが、そもそも、バイク用のバッテリーは、車用ほど大量生産されていないので、販売価格はどうしても割高感を感じるかも知れません。
バッテリーの寿命や交換時期の目安は?
バッテリーの寿命に関してですが、使用頻度や保管状態、バッテリーのもともとの品質に左右されるので、だいたい3年~5年位が交換目安だと思っておいて下さい。
バッテリー上がりがどういう状態かわからない初心者に説明。
『バッテリーが上がった』と言う言い方をよく耳にしますが、どういう状態かわからない方に説明すると、バッテリーの内部には電気のエネルギーが蓄えられています。
蓄えられている電気を、エンジンをかける為にたくさん使用するとバッテリーの中のエネルギーが少なくなり、エンジンを回すだけの充分なエネルギーが少なくなる、もしくは、からっぽになる状態の事を言います。
車でもバイクでも正常な状態であれば、走行中にバッテリーへ充電されるような仕組みになっている為、めったにバッテリー上がりと言う状態にはならないです。
バッテリーあがり対策のまとめ
バイクのバッテリーは値段が割高だ❗と言う意見もありますが、バイクはエンジンがかからなければ、鉄の塊みたいなもんです。
トラブルが起きてから、200㎏~300㎏の鉄の塊であるバイクを押して何キロも歩くのは大変です。
バッテリーにお金をケチらないで、日頃から点検をしておきましょう。
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