2018/10/24
(※2019/12/16 記事更新)
この記事では、
「リバーストライクって何だろうか?」
「ゴールドウイングのリバーストライクが存在しているの?」
と言う質問にお答えします。
リバーストライクとは、フロントタイヤが2輪でリヤタイヤが1輪のトライクの総称で『逆トライク』とも言われています。
リバーストライクのメーカーで近年有名なのは、カナダの『Can-Am スパイダー』のリバーストライクで、2輪車ベースのトライクでは無く完全オリジナル設計のトライクとなっています。
今回紹介するリバーストライクは、数在る2輪車ベースのリバーストライクの中でも、かなり珍しく日本にはまだ数台しか存在していない『ゴールドウイングベースのリバーストライク』です。
ゴールドウイングリバーストライク(R18リバーストライク)とは?
まず最初に紹介するのは『R18リバーストライク(ベース車両はホンダゴールドウイング1800)』です。
一般的なトライクは後ろのタイヤが2輪の車両が多いですが、この車両はフロントタイヤが自動車用のタイヤになっており、サスペンションも左右で独立しており、ダブル・ウィッシュボーンを採用しているので、直進安定性、コーナリング安定性ともに抜群の安定性を発揮します。
GL1800リバーストライクはどこに行くと見ることができる?
オランダのスタージス社製のR18トライクキットを日本に輸入して製作取り付けした第1号機であるこの車両はオーナーが売却したあと、現在は石川県の『バイク市場きゃぷてん』さんのショールームに展示されています。
⬇(バイク市場きゃぷてんさんの在庫確認)
ホンダ ゴールドウイング GL1800 リバーストライク|きゃぷてん|新車・中古バイクなら【グーバイク】
R18リバーストライクキットを取り付けたGL1800リバーストライクは日本に2台だけ存在しているようですが、そのうちの1台がこの『バイク市場きゃぷてん』さんの在庫車両として展示販売されています。
ゴールドウイングリバーストライクのお値段は?
店頭価格は車両本体価格が456万円で支払い総額が464.15万円です。
興味のある方はお気軽にお問い合わせしてみて下さい。(価格は変更になる場合がありますので詳しいことは販売店にお問い合わせ願います。)
もちろん見学だけでもOKです。
なお、今現在の所有バイクの買い取り価格を一括査定で簡単に調べる方法はこちらです。
知らないバイク屋さんは常連客ばっかりで入りにくい?
『きゃぷてん』さんの社長さんはとってもフレンドリーな方で、お客様との会話が大好きです。「何よりも人生を楽しむこと」を第一に考えており、自身もお客様も『いい意味で』巻き込みたがります。
⬇(きゃぷてんの社長さんのブログ)
きゃぷてんさんのスタッフは皆さんとっても笑顔がすてきな優しい人達ばかりで、初めて来られた『見に来ただけ』のお客様にも暖かく話しかけて頂けるので、だれにでもウェルカムな雰囲気があり、決して常連客ばかりで入りにくいなんてことはありません。
R18リバーストライクはどれぐらい希少?
R18リバーストライクはバイク雑誌の特集にもピックアップされたことがあるほど、珍しい車両です。
(バイク雑誌モーターサイクリスト掲載ページ)
⬇
(バイク雑誌モーターサイクリストの特別編集でトライクやサイドカーをまとめた、スリー・ホイーラーズ・バイブル2)
⬇
バイク雑誌のモーターサイクリストでは、R18リバーストライクの紹介ページが掲載されており、オーナーが兵庫県の『GARAGE-BOSS』に製作依頼に至った経緯からR18トライクキットの特長やオランダのスタージス社製のR18トライクキットの完成度の高さなどか評価されています。
(モーターサイクリスト)⬇
(GARAGE-BOSS)⬇
トライク・サイドカー等の輸入/製造販売-GARAGE BOSS-
後付けのトライクキットは壊れやすいんじゃないの?
海外の走行テストでは時速200㎞のスピードでもハンドルがぶれたりすることもなく、安定していたそうです。
また、フロントのダブルウィッシュボーンの骨格は太く、左右のサスペンションを固定しているロアーフレームも強固なクロスボーンフレームを採用しているため、車体の剛性は確実に強度が増しています。
トライク特有のコーナリングでの車体のねじれ剛性は強固なものとなっており、コーナリングでの不安感はほとんど皆無であると言ってもいいでしょう。
リバーストライクと通常のトライクでは操作性や乗り味に違いはあるの?
リバーストライクと通常のトライクどちらも、※バイクのように車体を傾けて曲がることが出来ないため、ハンドルを切ってコーナーを曲がるため、操作性の面で言えばあまり変わりはありません。
(※車体を傾けて曲がるタイプの3輪バイクも存在します)
しかし、フロント2輪とリヤが2輪では、コーナリング特性に若干の違いが出てきます。
通常のトライクの場合アンダーステア気味
通常のフロント1輪、リヤ2輪のトライクはコーナリングをスムーズにするために、ほとんどの車両にデファレンシャルが入っていて、どうしてもリヤ側の車重が重たくなってしまいます。
リヤタイヤは車用のタイヤを採用しているのがほとんどな為、リヤタイヤは接地面積が多く、フロントタイヤはバイクのタイヤのままの場合はフロントタイヤの接地面積も少なくなってしまいます。
タイヤの接地面積が多いほうがグリップ力が増すので、スピードによってはハンドルを切っていても、フロントタイヤが逃げる(滑る)現象が起こることがあります。
リヤ2輪の駆動力によって前へ押し出すような力がコーナリング時にもかかってしまうため、どうしてもアンダーステア気味になってしまいます。
⬇(アンダーステア解説)
この通常のフロントタイヤが1輪のトライクのデメリットを解消するためにフロントタイヤに接地面積の多い純正タイヤよりも太めのタイヤを履かせたトライクもあります。
リバーストライクの場合オーバーステア気味
リバーストライクの多くはフロントに自動車用のタイヤを取り付けてあるモデルが多く、フロントタイヤの接地面積が多くなります。
また、フロント周りの構造が複雑になるために、フロント側の重量が重たくなります。
逆にリヤ側がバイクのタイヤの状態であったら接地面積が少ないためにうまく駆動力が伝えられずにホイールスピンしてしまう恐れがあります。
ある程度以上の排気量のリバーストライクでは、リヤ側も自動車用のタイヤに変更されている場合がほとんどです。
ですので、コーナリング特性で言えばリバーストライクはどうしてもオーバーステア気味になってしまいます。
⬇(オーバーステア解説)
GL1800は車体の装備は最上位モデルだけあって豪華です
R18リバーストライクのベース車両である、ホンダゴールドウイング1800はホンダの最上位モデルだけあって、ツーリングメインに考えられた装備は至れり尽くせりです。
サイドケース、トップケースは当たり前ですが、シートには前後シートヒーター付きでクルーズコントロール装置やホンダ純正ナビゲーションシステムも付いています。
細かい装備については書き出したらキリがないので割愛させてもらいますので、詳しくは販売店にお問い合わせ願います。
ゴールドウイングトライク(R18リバーストライク)は誰ともかぶらない
さすがに普通のゴールドウイングのトライクは台数も多くなったため、珍しさが無くなってきました。
他とは違うオンリーワンを求めている方や目立ちたい方、「何そのバイク?」と聞かれるのがたまらなく好きな人には自信を持っておすすめできるトライクと言えるでしょう。
ライバルである車両に量産トライクであるカナダのカンナムがありますが、ゴールドウイングの唯一無二の迫力にはかないませんね。
リバーストライクR18ってどうなの?まとめ
- リバーストライクR18は石川県のバイク屋さん『バイク市場きゃぷてん』で実車を見ることができる。
- リバーストライクR18は直進安定性、コーナリング安定性は抜群である。
- オランダのスタージス社製のトライクキットは時速200㎞の走行テストでもぶれずに安定しており、車体強度も強固なフレームによって造られており、簡単に壊れることはない。
- リバーストライクと通常のトライクの特性は知っておいて損はない。
- 価格は中古車のゴールドウイングのトライクとしては標準的な価格である。
- 何よりオンリーワンであること。誰ともかぶらないのが魅力的である。
上記のポイントを考慮して、R18リバーストライクに乗ってみたい!という方は⬇こちらまで
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