2018/11/18
(※2019/12/16 記事更新)
こんにちは。フリーランス整備士ブロガーのぼすです。
先日、Twitterのフォロワーさんがユーザー車検にてバイクのヘッドライトの光軸で苦戦していました。
下記引用がその時のやり取り。
ああああああああああああああああ
テスター屋に投げたらヘッドライトをあちこちにひねってましたww
ちなみに2回目落ちてます。もうわけわからんぐらいやばいですwww
左右はばっちりなんですけど下いきすぎてます。
フロントタイヤ固定されるやつなら左右の誤魔化しは厳しいが、上下の微妙なズレなら前後どっちかのサスに荷重するだけで誤魔化せるで!(ここだけの話)
(結果的には車検に合格したようですね。)
バイクのユーザー車検は自分で車検を通す分、車検費用を安く抑えれるのがメリットです。
しかし、車検を1発合格するにはそれなりの場数をふんで、車検を通す為のコツを身に付けないと難しいでしょう。
事前準備無しで自分で車検に合格する人もたまにはいるので、「ユーザー車検は費用が安くて簡単に出来るよ。」という間違った意見もネット上には出回っていたりします。
今回の記事ではバイクのユーザー車検に合格する時に、ほとんどの人がドはまりする『ヘッドライトの光軸調整と光量について』を解説していきます。
ヘッドライトテスター無しで、猿でも光軸調整する方法。
- 壁の手前ギリギリまで近づき、ハイビームにして光の一番強いところの中心をマスキングテープなどでマーキングする。
- バイクに跨がったまま真っ直ぐ5メートルほどバックして光の一番強いところの範囲内にマーキングがあれば大抵は大丈夫。
- マーキングから外れた場合は再調整。
ヘッドライト光軸調整のポイント
- 最初からヘッドライトの向きが明らかに真っ直ぐ向いてないものは、予めある程度修整しておく。(車体が垂直で壁に向かっても真っ直ぐであることが基準である。)
- 光軸調整のスクリューがヘッドライトの何処に付いているかを予め確認しておく。(光軸調整スクリューはフルカウルやビッグスクーター系になるとだいたいの機種は奥まった位置にあるので確認しにくい。)
- 光軸調整スクリューは上下調整と左右調整が別々で存在するので、間違わないように調整する。(バイクの取説があればヘッドライトの光軸調整スクリューのどちらが上下調整か左右調整か書いてあるが、車検場ではほとんどの人が取説なんて持っていないので弄っている内に訳がわからなくなり、パニックになりやすい。)
- 事前準備で調整する時は少し暗い場所の壁に向かってヘッドライトをあてると光軸の中心がわかりやすい。(明るい場所ではヘッドライトの光軸が分かりにくい。)
- 建物の地下駐車場などで地面が水平な場所でヘッドライト光軸調整をするのが前提条件である。(地面が緩く傾斜しているだけでも5メートル下がると倍ぐらい光軸がズレたりします。この辺は経験を積んでコツを掴むしかありません。)
- そもそも、ヘッドライトの光量が足りていないと車検には受からないのでヘッドライトの光量を事前に確認しておく。(ヘッドライトの明るさ、色、レンズの汚れ、くもりをチェックしておく。)
ヘッドライトの光量は15000cd必要です
バイクのヘッドライトの光量(明るさ)は15,000cd(カンデラ)必要で灯火の色は白でなければいけません。
注意しなければいけないのは、ヘッドライトの光の色が白色でもバルブの色が青や紫色の場合がありますが、ヘッドライト消灯時に検査員にバルブの色を指摘される事があるので気をつけましょう。
HIDバルブのヘッドライトについて
純正ではなく、社外品のHIDバルブでハイビームとロービームの切り替えが、バルブ自体がスライドして切り替わるHIDバルブは光軸がズレやすいため、光軸調整してもほぼ間違いなく車検に受からないです。
ですので、社外品のHIDヘッドライトでバルブ自体がスライド式の物は、光の色やバルブ自体が白色でも光の照射の範囲が不適合になるので、ノーマルバルブに戻してから車検に挑みましょう。
LEDのヘッドライトについて
ここ数年で格段に普及してきたLEDのヘッドライトバルブについてですが、新車で最初からLEDヘッドライトの物は車検は確実に受かります。
社外品のLEDバルブについてはHIDのヘッドライトバルブと同じで、光の色やバルブ自体が白色でもハイビームとロービームの切り替え式の物は光軸調整が不適合になりやすいのでノーマルバルブに戻した方が確実に合格しやすいです。
バイクのヘッドライト光軸調整まとめ
陸運局の間近にある一般的なヘッドライト調整を行っている民間工場の調整料金の相場は地域によってバラバラですが、だいたいは1000円~3000円位が相場の所が多いようです。
しかし、調整してもらったからと言って必ず一発合格するわけでは無いので、実際には適合範囲内からどれだけズレているのかを自分で事前に学習しておくことが重要になりますので、それは理解しておきましょう。
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