がれーぢブログ

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長期放置されたバイクはガソリンが腐る

こんにちは。がれーぢブロガーこと『ぼす』です。

 
先日、日本の一般民家の納屋から見つかった長期保管されていたフェラーリ2億円で落札された事が話題になっていましたが、こういうニュースを見ると、仕事がら「タンクのガソリン腐っとるやろな。」って思ってしまいます。
 
えっ?って思った人。
実は、ガソリンって腐るんです。
 
「どういう事?」と思う人もいると思いますが、ガソリンやエンジンオイルなどは長い間使わないで放置してしまうと、酸化とよばれる変化がおきて、特にガソリンは、時には強い悪臭を放ちます。
 
これは、実際に体験してみない事には伝わりにくいのですが、くさったガソリンは鼻の奥にツンとくる、なんともいえない悪臭です。
 

ガソリンはいわば、なまものなんです。

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   な  ま  も  の。

 
 
 
私は、仕事がら、長期放置されたバイクのガソリンタンクを開ける瞬間によく立ち会いますが、そういうバイクは近づいただけで、なんともいえない臭いがただよってきます。タンクを開けた瞬間に、周囲100メートルぐらいは臭いがひろがる事もあります。
 
ガソリンタンクが開くやつはまだマシです。こういうタンクかなりの確率で開きません。タンクキャップにカギを指しても、まわりません。なんでかって言うとタンクの中が錆びてタンクキャップも固着しているからです。
 
長期放置されていたタンクの中が錆びる原因は、タンクの中の空気から水分が発生する事や、揮発成分が抜けていったガソリンが酸化する事によってタンクの金属を溶かします。
 
他にも腐ったガソリンはガム状の粘りっこいドロドロした物質を生成したりします。このガム状の物質が、タンクの底にたまったり、燃料ポンプ燃料コックや、キャブレターなどが詰まる原因になります。
 
Fi車(フューエルインジェクション車)の場合は、インジェクターノズルが詰まる原因になったりします。
 
では、どのぐらい放置したら腐るのか?なんですけど、これは保管状態にもよるので、いちがいに消費期限はいつまでです!」とは言えません。早くて半年で腐る事もあります。
 
そして、長期放置期間が長ければ長いほど必ずと言って良いほど、ひどい状態になってたりするものです。古いバイクなのにやたら外装がキレイだなと思って、タンクに近づくと「うわっ!くせえ!」って事はよくあります。
 
こういった長期放置車両バッテリーなどもあがっていて、エンジンがかからない場合がほとんどです。なんとかして、セルが回ったとしても、キャブレターから、オーバーフローと言って、ガソリンが漏れてきたりします。
 
一番最悪なのはフューエルハンマーと言う現象が起こる事です。これは、エンジンの中に垂れ流しで入っていったガソリンが溜まっていたりします。
その状態に気がつかないで、エンジンがかかったと喜んでいたら、エンジンブローしたりします。ピストンシリンダーコンロッドなどを破壊してしまいます。
 
私が過去に見たのは、クランクケースからコンロッド飛び出したもの、調子が悪くてエンジンを分解してみると、コンロッド曲がっているものを見ました。
 
こういった長期放置車両を何らかの形で入手したり、何年も長期保管していたバイクを久しぶりに乗ろうと思って自分で修理するのはチャレンジ精神があっていいことなんですが、自信がなければ、信頼できるバイクショップにまかせた方が安心できます。
 
で、ここまではガソリンが腐るってどゆこと?・・・って解説でした。
 
 
 
ここから先は自分で修理してみようとゆうチャレンジャーに向けて解説します。
 
 
大前提として、タンクにガソリンが残っている場合は、出来る限りガソリンを抜いてください。抜いたガソリンを入れる容器は、静電気などが発生しないものを使用してください。抜いたガソリンは、廃油引き取り業者に引き取ってもらうか、危険物を取り扱っている事業所などで処分をして下さい。
 
 
まず、一番ひどい状態MAXのタンクが穴あきレベル。
 
残念ですが部品が入手できる年式のモデルなら、新品に交換したほうが手っ取り早いです。なぜかとゆうとその方が値段も安い場合が多いし、時間や手間もかからないから。
 
では、新品部品も製造してない、中古部品も見つからない等、部品が入手できない場合はどうするか?
タンクの錆びている部分を切り取って新しい鉄板を張り付けたり、タンクそのものを作り直している、板金職人の方もいらっしゃいます。その高い技術力ゆえにそれに見合った金額は必要だと思ってください。 
 
タンクに穴は開いてないタンクキャップが開かない。
 
この状態もタンクの内部はかなり腐食が進行していることがほとんどです。しかし、キャップを開けてどんな状態か、確認はしておきたいですよね。
では、錆で固着してカギが回らないキャップはどうやってあけるのか?
 
無理やりカギを回すと99%「ぐにゃり」とカギが曲がります。曲がったカギを直して何度も挑戦しても、そのうち『ポキッと』折れます。
 
まずはカギ穴にサビを落とす潤滑スプレーなどを注入します。十分に浸透したら、さぐるようにカギを少しずつ回していきます。うまくいけばこれだけで開くことがあります。開かない場合はカギを一回抜いて、ゴムハンマーでタンクキャップをたたいて衝撃でサビを落としてみたりします。
 
それでも開かないやつは鍵穴をドリルなどで破壊して、タンクを傷つけないようにしながら力技で開けます。
 
 
タンク内部が確認できたら次は内部の処理です。
タンク内部の処理はまず、水を入れてシャカシャカふって水を出すのを繰り返したり高圧洗浄ノズルを突っ込んで洗浄したりして、だいたいのサビを取り除きます。
 
次にガソリンコックなどを外した穴を、アルミテープでふさぎます。
 
サビ取り液を取説に書いてある通りにタンクに入れてください。
あとは取説に書いてある時間放置した後(だいたい24時間) 抜き取って、洗浄して乾燥させます。タンクの状態によっては、サビが再発しますのでタンク内部に塗装の膜を作るコーティング剤があるので、そちらの使用もおすすめします。
 
と、まあ腐ったガソリンによってサビたタンクの修理方法はこんな感じです。
あとは燃料コックや、キャブレターも腐ったガソリンにやられてるんですけど、またの機会に記事にします。
 
 
以上、長期放置されたバイクはガソリンが腐る?でした。
 
長々と最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

花咲かG タンククリーナー 00011772

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