がれーぢブロガー

バイク、車、建設機械を経験した整備士が車やバイクのメンテナンスや修理方法、おすすめの工具などについて書いています。

バイク盗難犯人ボコボコにしてやる!その気持ちは痛いほどよくわかる。でもね……

2018/10/12

(※2019/12/16 記事更新)

 

「は?!昨日の夜はあったのに今朝見たらバイクないんですけど!!」

 

「バイク盗まれました。(泣)何か情報があったら教えてください。(泣) 犯人見つけたらブッ○す!!」

 

「大事な俺のバイク盗みやがって!犯人見つけたら、ぜってぇボコボコにしてやる!」

 

と、このようにTwitterのタイムラインを眺めていたらよくあることで、毎日のように東京都を中心に神奈川県千葉県埼玉県の1都3県もしくは、福岡県、大阪府などでは多くのバイクが盗難被害にあっています。

 

また、上に書いた地域がバイクの盗難件数が多いのは過去のデータからも明らかです。

 

そんな、特に盗まれやすい地域に住んでいる訳でもない、私みたいな田舎の人間でも身近な友人がバイクを盗まれた事があります。

 

昔の事を思い出して想うことがあったので、今日はちょっとその話も含めてバイクを盗まれないようにするにはどうすればよいか?を具体的にお教えしていきます。

 

今日の現役整備士ぼすのブログ内容は私の過去の話。

 

 

 

「バイク盗難犯人ボコボコにしてやる!」その気持ちは痛いほどよくわかる。でもね……

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【画像出典元↓】

TZR250R/ヤマハの新車・中古バイクの相場、バイク情報|ウェビック バイク選び

 

今から22年前、私は高校生で、私と友人でバイクでどこにでもよく走りに行ってました。

 

私はHONDAのNS-1で友人がYAMAHAのTZR250Rに乗っていて、排気量の差はありますが楽しく走っていた覚えがあります。

 

私も友人も愛車は大切にしているつもりでしたが、ある日友人のTZRが盗まれてしまいました。

 

 

友人はTZR250Rを盗まれたんですが、そのバイクは運よく2週間後に隣の市にある無人駅の近くの草むらの中で見つかりました。

 

しかし、見つかったバイクはあまりにも酷い状態でした。

 

リヤタイヤはパンク。

 

フロントフォークは曲がってしまいフォークオイルが洩れている。

 

キレイだった純正のカウルはデカール(ステッカー)が全てはがされ下地の白色の状態で、アッパーカウル、シートカウルはバキバキにひび割れて、サイドにはグレーのスプレー缶で描いたようなわけのわからんイタズラがきが描いてありました。

 

普段は怒りの感情を表に出さない友人が、うっすらと涙を浮かべて、無人駅の待合室の壁を殴る光景が、今でも頭から離れません。

 

当時の私も怒りがこみ上げて、「犯人みつけたらぜってぇブッ○したる!許さんかんな!!」と感情を荒げました。

 

しかし、盗まれた当事者である友人が意外な事を言ったので当時の私はモヤモヤしてしまいました。

 

『盗まれたもんが帰ってきてくれただけありがてぇ…………○○さん!見つけてくれてありがとうございます!!………』少し震えた声ながらも、何かを決意した目をして目頭を熱くしながらさらにこう言いました。

 

『自分が悪いんや……コイツを盗まれるような自分が悪い…自分では大切にしとるつもりやったが、自分にはコイツを所有する資格がなかったゆうことや。』

 

そう言ったあと笑みを浮かべて友人が言ったのは更に意外でした。

 

『これ、完璧に直したら叔父さんちの車庫に置かしてもらえるか頼んでみるわ。』

 

当時の私「えっ?それやったら乗りたいときにすぐにはのれんやん!自宅でも良いんじゃね?」

 

友人は顔を横にふりました。

 

乗りたいときにすぐに乗れる環境で、乗りたいときにすぐに乗れるバイクじゃないと意味がないと思い込んでいた私は、複雑な気分でした。

 

当時の私達はバイトして買ったバイクにお金を使ってしまい、お金も無かったですが、友人は10カ月ぐらいでお金を貯めてバイクを修理してしまいました。

 

その間、私は普通に自分のバイクに乗っていましたが、友人は他人のバイクにまたがることすら1回もなかったです。(私の見てる限りでは)

 

友人が叔父さんの家の車庫にバイクを置かせてもらえる事になったのは聞きましたが、高校を卒業してから、友人は県外の大学に行ったので連絡も取らなくなり、あのTZRがどうなったのかは今もわかりません。

 

売ってしまったかもしれないし、そのまま車庫で眠っているのかもしれません……

 

 

あれから22年ぐらい経ちましたが、盗まれたバイクが見つかった時に、友人が殴った待合室の壁は犯人ではなく自分自身だったんだなと冷静に今思い出すとそう感じます。

 

当時、高校生だった友人が、バイクを盗まれた当事者でありながら、怒り狂うこともなく冷静に物事を考えていたことが、高校生の私にはまったく理解できていませんでした。

 

 

と……過去のお話はここまでです。

 

 

怒りをグッとこらえ何故盗まれたかを考える

私も今でこそ、冷静に物事を考えて行動する事はできますが、若いうちはどうしても感情に任せて行動してしまいがちになります。

 

でも、たとえ悪いことをした犯人が目の前に現れたとしても感情のまま、暴力を振るってしまってはいけない。

 

暴力を振るってしまっては、あなたが犯人と同じ人種になってしまいます。

 

彼(私の友人)のように自分をストイックに追い込む必要はありませんが、大切なものや守りたいものができてしまったら、

大切なものが盗まれるかもしれない!

守りたいものが壊されるかもしれない!

ということは常に意識していて損はありません。

 

 

 

『だろう運転』から学ぶ盗難

突然ですが、あなたは『だろう運転』は知っていますか?

だろう運転』とは

 

「あの車は飛び出してこないだろう

「あの車は止まってくれるだろう

「私は絶対に事故らないだろう

 

という危険を予知しない人の運転の事。

 

バイクでも車でも自転車でも、事故にあう人の運転というのは、自分勝手な思い込みの考え方から危険を予測する想像力が足りないのです。

 

交通事故が起こる状況というのは、明らかに危険で無謀な運転を除いては、一瞬の判断のまちがいにより起こることが多いです。

だろう運転 - Wikipedia

 

『かもしれない』の意識を保つ

話はそれましたが、この『だろう運転』をバイクの盗難に当てはめると、

 

「絶対に盗まれないだろう

「私のバイクは大丈夫だろう

「少しの間、バイクを離れても大丈夫だろう

「旅先でバイク盗まれることはないだろう

「ハンドルロックだけで大丈夫だろう

「ワイヤーロックしてあるから大丈夫だろう

「イモビライザー付いてるし大丈夫だろう

 

書き出したら山ほど出てきそうですが、バイクを盗まれた人達が口を揃えて言うのが、

まさか自分が盗まれるとは思っていなかった!」なんですよね。

 

盗まれないだろう』意識の人が日本全国そこらじゅうにいます。

 

考えが甘いというか、圧倒的に危険予測の想像力が足りていない証拠なんですよね。

 

危険を予測するには『かもしれない』を常に意識しておくことが必要不可欠です。

 

運転で言うと、

 

「あの車は飛び出してくるかもしれない

「あの車は止まってくれないかもしれない

「私はいつか事故るかもしれない

 

と『かもしれない運転』を常に意識しておくことで事故にあうかもしれない事を予測できるし、事故にあう確率は極端に下がります。

危険予測トレーニング 警視庁

 

 

『かもしれない』をバイク盗難に当てはめて常に盗難を意識する

「青空駐車は盗まれるかもしれない

「ハンドルロックだけでは破壊されるかもしれない

「鍵穴をイタズラされるかもしれない

「ワイヤーロックを切断されるかもしれない

「バイク泥棒にすでに目をつけられているかもしれない

「旅先の駐車場で盗まれる事があるかもしれない

「パーツを盗まれるかもしれない

「Twitterの写真から住所が特定されるかもしれない

 

などなど、言い出したらきりがないくらい出てきますが、しつこいぐらい警戒しないと、バイク泥棒に狙われたら一瞬のうちに持っていかれます。

 

 

盗まれたら最後まず返ってこない

『盗まれても返ってくるかもしれない

『盗まれたが情報拡散すれば見つかるかもしれない

と、こう思っていませんか?

 

しかし、現実には盗まれたバイクの犯人検挙率は平成28年度は15.2%と少なく、それより以前の年も11%台とかなり低い事がわかります。

(警視庁データ)

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オートバイ盗の年間件数、認知件数は年々減少傾向にありますが、犯人検挙数も比例して減少しているので相対的には検挙率は劇的に改善しているとは言えません。

 

検挙率が11%とは100台のバイクが盗まれても、11台のバイクしか見つからない、もしくは89台のバイクは何の手がかりも残っていないと言えます。

 

 

「盗まれても絶対にみつかる!!」もしくは、「絶対に見つけ出す!!」と、見つかる可能性を信じる気持ちは痛いほどわかります。

 

 

しかし、現実にはわずか1割弱のバイクしか見つからないというのがデータからも明らかなので、厳しいようですが、『盗まれたら最後』で、まず見つからないし返ってこないと思って下さい。

 

 

盗まれないように予防する

わずか1割のバイクしか見つからないのは上記で説明した通りで、あらかじめ盗まれない対策が必要で、いかに盗まれないようにするか?が重要になってきます。

 

当たり前の事なんですが、盗難対策というのは厳重に守られているものほど、盗まれる確率は下がります。

 

ルパン三世のような大泥棒でもない限り、現実的には厳重に盗難対策してあるものが、そう簡単には盗めるとは考えにくいです。

 

しかし、厳重に盗難対策しようとするとその分費用が膨らんでくるのはデメリットになりますよね。

 

 

【今ならワンコイン】キャンペーンが豊富なバイク専用コンテナが安心

下記の記事でも紹介したバイクコンテナのハローコンテナのサービスはバイク専用のコンテナを自社開発した商品で、バイク盗難が不安な人の事をよくわかっている、厳重な守りが特長の『安心して利用できる』サービスです。

 

自社開発商品が厳重すぎるくらいのサービスで例えば合計6ヶ所も地球ロックできるコンテナなのに、お得なキャンペーンをいくつも常に用意してあるのが素晴らしいですね。

 

私の住んでいる地域にこんなサービスがあったら絶対に利用します。 

www.garage-blogger.com

 


 

 

バイク盗難保険を利用する

バイクの保険には自賠責保険(強制保険)、ロードサービス込みの任意保険、などが一般的によく知られていますが、いずれも事故による相手方への補償や自身の車両の補償(車両保険加入が必要)などにしか使えません。

 

バイクが盗まれてしまった場合には残念ながら、泣き寝入りしか無いのが現状ですね。

 

しかし、世の中には『バイク盗難保険』というものが存在していて、その中でもいちばん利用者の多い、満足度がバイク業界トップクラスの【ZuttoRide Club】がおすすめです。

 

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(↑2018年10月現在の盗難保険のみの価格)

車両の金額によって選べる掛け金が変わってくるので、自分のバイクに合った金額で選べます。またロードサービスとセットにするとさらにお得になり、パンク修理保証までついてくるフルサポートのプランも有ります。

バイク業界トップクラスの盗難保険・ロードサービス【ZuttoRide Club】 

 

 

強固な盗難防止グッズで『これでもか!』とバイク泥棒に対抗するか盗難保険に入る

自分の住んでいる地域にバイク専用コンテナのサービスを展開している会社が無い。

 

あるいは、盗難保険は盗まれた車両の金額を補償してもらえるが、掛け金を払える余裕がないよ。という人は盗難防止グッズで対抗するしかありません。

 

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こんなのとか。↑(アラーム付き)

 

 

 

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こんなのとか。↑(スマホ連動型?)

 

 

 

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こんなのと……とか?

 

バイクロックに¥92,639だったら、【ZuttoRide Club】のロードサービス100キロまでと盗難80万円のフルサポートプランに3年間加入するのが97,600円ですから、差額5,000円しか変わらないですね。

 

92,639円払ってバイクロック買っても、盗まれたら何も残りませんからね。

 

ちなみに、97,600円を1か月あたりにすると、97,600円÷36か月=2,711円になります。

バイク盗難のリスクが多い、バイク盗難多発地域なら、1か月あたり約2700円の掛け捨て保険は有りだと思います。

バイクロック切断されて何も残らないよりは断然お得です。

バイクの盗難・故障に備えるなら【ZuttoRide Club】 

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(↑2018年10月現在のロード100➕盗難80のフルサポートプラン3年まとめての価格)

 

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