がれーぢブロガー

バイク、車、建設機械を経験した整備士が個人事業始めました。ブログ内容はメンテナンスや修理方法や個人で稼いでいく方法について書いています。。

CB400SFのセルモーターの交換方法(教習車)


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どうもこんにちは。フリーランス整備士のぼすです。

バイクのセルモーターの交換って簡単な車両と、やたら邪魔臭くてやりにくい車両があるんですけど、今回のCB400SFは邪魔臭くてやりにくいほうの車両と言って良いでしょう。

同じCBでもCB750は簡単に交換できるのになんで同じホンダ車でこんなにも違うんだろうね。

まあ、設計するときにバイクの場合はコンパクトに部品をまとめないといけないってのが理由ですけどね。

 

CB400SFのセルモーターの交換方法

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はい。邪魔くさいCB400SFのセルモーターの交換方法ですが、コンパクトにまとまっているエンジンまわりのせいでセルモーターの取り付けボルトすら見えません。

見えないのならばと工具だけでも取り付けボルトに掛けることができないかと、手探りでやろうにもウォーターパイプが邪魔だし、それ以前にキャブレターが邪魔なんです。

 

まず、手順を先に言っておきます。

  1. バッテリーの端子をマイナス、プラスとも外す。(確実、安全に作業する為)
  2. キャブレターを外す段取りのためガソリンタンクを外す。
  3. エアクリーナーボックスの取り付けボルトを取り外してエアクリーナーボックスを後にずらす。
  4. キャブレターを取り外す。
  5. ウォーターパイプを外す。
  6. セルモーターを外す。
  7. 交換したら逆の手順で組み上げる。

 

簡単に説明すると上記の手順の通りです。

もちろん、ウォーターパイプを外すのでクーラント(冷却水)を先に抜いておく必要があります。

 

 

手順1、バッテリー端子とガソリンタンクを取り外す

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簡単な説明だけではよくわからないと言う人の為に画像を交えて解説します。

まずは、バッテリーのマイナス、プラスとも端子を取り外してください。

セルモーターは電装品です。電装品を取り外したり交換するときにバッテリー端子がつながっている状態で外したらどうなるか?

セルモーターの場合だとバッテリーリレーからのB端子を外すときに工具をかけますが、メインキーがOFFならリレーからの電流は流れていませんが、万が一メインキーがONのまま忘れて作業すると、工具が車体の金属部分に触れたとたんに『バチっ!』とスパークしてしまいます。

バッテリーリレーがOFFならバッテリーからの電流はセルモーターまで流れないはずです。

しかし、安全に作業する為にはねんのためバッテリーの端子を外しましょう。

 

ガソリンタンクも作業の邪魔なので取り外します。

ガソリンが多くてタンクが重たいなら、ガソリン携行缶にでもガソリンを抜いて入れておきます。

 

 

手順2、キャブレターがとにかく邪魔だからバコンと取り外す

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キャブレターがとにかく邪魔なんですが、キャブレターを取り外すためにはエアクリーナーボックスをずらさないとキャブレターは外れません。

ですのでエアクリーナーボックスの取り付けボルトをまずは外します。

エアクリーナーボックスをずらせたらキャブレターを取り外します。

キャブレターにはフューエルホース(燃料ホース)、負圧ホース、スロットルケーブル(アクセルワイヤー)やチョークワイヤー、車種によってはスロットルポジションセンサーの配線などが取り付けてありますので、邪魔なものは取り外します。

キャブまわりの邪魔なものが外れたらキャブレター本体を外します。

 

 

手順3、キャブレターがとにかく邪魔だから外したのに今度はウォーターパイプが邪魔

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とにかく邪魔なキャブレターを取り外したら、やっと作業ができそうな気がしませんか?

キャブレターを外したら、エアクリーナーボックスも外しておけば、さらに空間が広がり作業がやり易いです。

「さあ、セルモーターを取り外すぞ!」

と、セルモーターの取り付けボルトにアクセスしたいところですが、セルモーターの取り付けボルトの直線上にはウォーターラインのパイプがあって、どう考えてもウォーターパイプを外さないと取り付けボルトもセルモーターも外れません。

 

手順4、とにかく邪魔なウォーターパイプとにらめっこ

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上の写真は、セルモーターの取り付けボルトの直線上にあるウォーターパイプです。

「ホンダの設計者さんよ、なんでこんな邪魔な取り回しなんだよ💢💢💨」と、心のなかの声がつぶやきます。

しばし、ウォーターパイプとにらめっこして、なんとかウォーターパイプを外さずにセルモーターを取り外せないか考えます。

が、時間の無駄です。

『急がば回れ』という先人の教えにしかたなく従いウォーターポンプ付近のドレンボルトを取り外して冷却水のクーラントを抜きます。

 

 

手順5、にらめっこして負けたのでウォーターパイプを取り外す

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にらめっこして負けたので、手間ですがウォーターパイプを2本取り外します。

ウォーターパイプはシリンダーブロック側に取り付けてあるボルト1本だけ外せば抜けます。

ウォーターパイプの外側にはオーリングが付いているので無くさないようにしましょう。

 

手順6、やっとの想いで愛しの取り付けボルトとご対面

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ようやくセルモーターの取り付けボルトに逢えました。

想えば長い道のりでしたね…。

世話のかかる子ほどかわいいと言いますが、やっと巡り会えたボルトは愛しくも感じます。

それはさておき2本の取り付けボルトをはずしましょう。

 

手順7、たかがセルモーターごときが手間かけやがって

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たかだかセルモーターですが、厳重な警備に守られて、ぬくぬくと温室で育てられた結果、過保護に手をかけてやらないと外れてくれないことが解りましたね?

当時の設計者さんはコンパクトに配置できたら金一封でも貰えたんでしょうか?

おかげさまでメンテナンス性は格段に悪いです。

たかがセルモーターの交換ごときに時間が掛かりますね…。

 

 

手順8、セルモーターの取り付け穴でも覗いてちょいと休憩

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上の写真はエンジンの右側からセルモーターのシャフトの取り付け穴を眺めてみた構図です。

特に意味はありませんが、しいて言うなら古くなった車両はここの部分のオーリングがダメになってエンジンオイルが滲んできていたりするので要チェック✔です。

問題なければちょいと休憩です。

 

手順9、セルモーター交換したら今ならオマケの交換作業がついてくる

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新品のセルモーターに交換したら、外したウォーターパイプをそのまま取り付けたいところですが、ウォーターパイプのオーリングは絶対に換えておいた方がよいです。

試運転して最後に水漏れしたなんて最悪です。

最低でもオーリングが固くないかや、ひび割れがないか位はチェック✔しておきましょう。

 

手順10、めんどくさいが逆の手順で取り付ける

今まで外した部品たちをめんどくさいですが、もとに戻します。

外したときと逆の手順で取り付けていきます。

キャブレターをインシュレーターにはめるときに固くて入りにくい時はインシュレーターが古くなってカチカチになっている可能性があるので、インシュレーターも交換したほうがスムーズにキャブレターを取り付けれます。

 

試運転して問題なければ作業終わり

エアクリーナーボックスまで取り付けたら、ガソリンタンクを取り付ける前にラジエターから新しいクーラントと冷却水を入れていきます。

ラジエターキャップの口からエアがポコポコ出てこなくなったらラジエターキャップを取り付けて試運転してみます。

試運転して水漏れなどをチェックして、出来れば近所を試乗してみて問題がなければ作業終了です。

お疲れさまでした。