がれーぢブロガー

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ウインカーをLED化したら、ハイフラになる原因と対策方法。

2017/11/03

(※2019/11/21 記事更新)

   

 こんにちは。フリーランス整備士ブロガーの『ぼす』です。

 

テールランプやウインカーをLED化して、取り付けや配線もしっかりやったのに、

 「あれ?ウインカーの点滅が速くなったんだけど、なんで?」ってなる人もいると思います。

 

また、「LEDウインカーを付けてカスタムしたいけど、気を付けることはあるのかな?」といった悩みにお答えします。 

 

今回の記事は、なぜウインカーをLED化したら、ハイフラ(高速点滅)するのか、その原因と対策法を解説します。

 

 

 

ウインカーをLED化するとハイフラになる原因

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ウインカー(方向指示器)をLED化するとハイ・フラッシャー(高速点滅)という現象が起こったりします。

 

これは、LEDの抵抗値が少ない為におきる現象です。

 

抵抗値が少ないとは、電気の流れを水の流れに例えると、幅の狭い水路が、急に幅の広い水路になると、水の流れる量は多くなります。

 

この状態が抵抗値が少ない状態です。

 

また、その逆の状態が抵抗値が多い状態です。

 

幅の広い道路から、幅の狭い道路になる手前で渋滞が発生するイメージのほうがわかりやすいかもしれません。

 

普通の電球(ウェッジタイプやソケットタイプ)を使用しているウインカーは、LEDに比べて抵抗値が多い状態になります。

 

   

抵抗値が少ないとハイフラ(高速点滅)するのはなぜ? 

では、なぜ普通の電球タイプのウインカーを抵抗値の少ないLEDタイプに交換すると、高速点滅するのか?

 

ウインカーを点滅する為にウインカーリレーという部品が付いているのですが、この部品は一定の抵抗値にしか、正常な点滅スピードにならない物です。

 

(15w~27wと幅を持たせた物もあります。)

 

抵抗値が少ないと、一定の時間に流れる電気の量は多くなります。

 

当然、抵抗が大きい所を少なくゆっくりと流れていた電気が、抵抗の少ない所を流れる訳ですから、流れが多く早くなり、点滅回数も、多く早くなるのです。

 

 

ウインカーのハイフラ対策方法その①

ウインカーのハイフラ対策方法としては、2つあります。1つは、ウインカーリレーをLED用の物に交換する方法。

 

下記のものは、既存のウインカーリレーと交換するだけのものです。

 

 

 

 また、最初からLED用ウインカーリレーが付いてくるLEDウインカーもあります。

 

 

 

ウインカーのハイフラ対策方法その②

もう1つのウインカーのハイフラ対策方法は、LEDウインカー配線に一定の抵抗を割り込ませる方法です。

 

仕組みは、ウインカーリレーはそのままで、LEDウインカーの配線に、並列にLEDウインカー用の抵抗器を取り付けて、純正の電球タイプのウインカーと同じ位の抵抗値にする方法です。

 

 

 

 

カスタムポイント

(この方法だと、前のウインカーは純正ウインカーで、後ろのウインカーだけLEDのウインカーにカスタムしたりできます。 )

 

 

 この、2つの対処法をおこなえば、配線などが正しく接続されている限り、正常な点滅をしてくれるはずです。

 

正常に点滅しない場合のチェックポイント

LEDウインカーの配線には極性があります。+と-ってやつですね。電源線と車体に落とすボディーアース線を間違えると点灯しません。

LEDのテールランプやナンバー灯でも、これは同じです。

 

  • 配線は極性が正しく接続されているか? 

 

  • また、電源は12ボルトきているか?

 

  • 配線接続部分がしっかりとはまっているか?

 

  • 外見は繋がっているが、実は断線していないか?

 

  • 車体アース部分はサビが発生していないか?

 

など、製品不良を疑う前にチェックするポイントはいくつもあります。

 

 

正しく配線する為にテスターは持っていても損はありません。

 

 

 

 

テスターが有ればある程度の電気系統のトラブルに対応できます。

ただ、テスターの使い方がよくわからない人や、 

電気の知識がないからよくわからない人は、下手に弄る前にバイク屋さんに任せることをおすすめします。

 

 

 

ウインカーをLEDにしたらハイフラになる原因と対策方法のまとめ

  • ウインカーリレーをLED用のものに交換する。
  • LED用ウインカーリレーがセットのLEDウインカーもある。
  • LEDウインカーの配線に抵抗器を割り込ませる。
  • プラス、マイナスの正しい配線をする為に『テスター』が一つは持っていた方が良い。

 

 

 

 

近年は、排ガス規制で消えていく車種がたくさんある一方で、新しいモデルもたくさん登場しています。最初から標準装備で灯火類はLED化されている車種がほとんどですが、少し古いバイクをカスタムするのもバイク弄りの楽しみの一つですね。

   

 

 

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