がれーぢブロガー

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ブレーキの異音と間違えやすい車輪からのキュッキュッという音の原因

(※2019/12/16 記事更新)

 

「タイヤのあたりから『キュッキュッ』という音がするんだけど、ブレーキからの異音だと思ってブレーキを点検したが異常がない。」

 

「ブレーキからの異音だと思ったが、ブレーキをかけているときは異音がしていないようだ。」

 

「車輪が回転する周期にあわせて『キュッキュッキュッキュッ』という音がするけど、どこの部分からの音が出ているんだろう?」

 

このような症状で悩んでいるあなたに現役整備士の私がお答えします。

 

私の経験から言いますと、まず考えられる原因のひとつに、ホイールベアリング(ハブベアリング)の磨耗による異音があります。

 

 

 

ブレーキの異音と間違えやすい車輪からの「キュッキュッ」という音の原因 

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ブレーキの異音と間違えやすい車輪付近からの異音の原因で、真っ先に考えられるのはホイールベアリング(ハブベアリング)からの「キュッキュッキュッキュッ」または「キッキッキッキッ」といった感じの異音です。

 

車軸やホイールやタイヤなどに異物などが巻き付いていたり、絡まっていたりしていたら、異物が車体とすれて異音が出る場合がありますが、そうではない場合はハブベアリングからの異音が考えられます。

 

 

ホイールベアリングから異音が出ることがある

通常、タイヤのホイールと車軸の間には、ベアリングがあります。

 

ホイールベアリング(ハブベアリング)は、タイヤがスムーズに回転する為に必要な部品ですが基本的には消耗品ですので、走行距離が増えていくと共に、ベアリングが磨耗していきます。

 

ホイールベアリングが磨耗していくと、『ガタ』(隙間が大きくなる状態)が出てきて、ベアリングの内部のボール形状の部品に無理な力が加わって異音が出ることがあります。

 

(筆者である私も、スバル・インプレッサGDB型のSTIに乗っていた時に経験しています。)

 

 

 

 

ホイールベアリングからの異音は「コォーコォーコォー」のような音と表現する人もいる

ホイールベアリングからの異音だけに限らないのですが人間が聞き取り、表現する音ってけっこう、ひとによってバラバラです。

 

機械部品の異音って、人間の言葉で表現するのは限界があるから表現するのが難しいのも無理はありません。

 

 

ホイールベアリングからの異音の表現例

 

  • 「キュッキュッキュッキュッ」というタイヤの回転する周期にあわせて出る音
  • 「キーキーキーキーキー」というタイヤの回転する周期にあわせて出る音
  • 「コォーーーーーーーー」という連続した低めの音

 

ホイールベアリングからの異音は、このような音で表現できるのが多いですが、ブレーキからの異音かどうかを判断するのは、なかなか難しいです。

 

 

ホイールベアリングの異音とブレーキの異音の違い

ホイールベアリングの異音とブレーキからの異音は、走行しているときは判断が難しいです。

 

どちらの異音かを判断するのに確実なのは、ホイールベアリングからの異音の場合はブレーキをかけていないときでも異音がします。

 

また、ホイールベアリングが磨耗しはじめると高速走行時などにハンドルのブレが大きくなってきたりもします。

 

なお、ブレーキの異音についてまとめた記事はこちらになります。

 

www.garage-blogger.com

 

 

www.garage-blogger.com

 

 

ホイールベアリングからの異音の具体例

私も、8年ぐらい前に自分が乗っていたスバル・インプレッサSTI(GDB)のホイールベアリング(ハブベアリング)からの異音に気が付いて、ホイールベアリングを交換したことがあります。

 

私が乗っていたスバル・インプレッサの異音の症状を書き出すと、このような感じです。

 

  • 異音の音は「キュッキュッキュッキュッ」という、タイヤの回転する周期にあわせた一定間隔の異音。
  • 停止状態からの発進時には、しばらく異音が消えているが、少し走行するとまた異音が出てくる。
  • ブレーキをかけて停止する時も異音が消えている。
  • 窓を開けて走行しながら異音を聞かないとわかりにくい。

 

上記の症状が私が経験したホイールベアリングからの異音の具体的な例ですが、車種やベアリング部品の違いや磨耗のしかたの違いによって、聞こえる異音や症状もちがうかもしれません。

 

 

ホイールベアリングの『ガタ』を点検する方法

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ホイールベアリングはブレーキパッドのように外からの目視で磨耗の状態を確認することが出来ず、状態を目視で確認するには分解がひつようになります。

 

分解をせずにホイールベアリングの『ガタ』を点検する方法は、リフトやジャッキで車体をもちあげてホイールを上下方向に揺さぶってみます。

 

  • ホイールベアリングにガタがある場合。➡上下方向にホイールを揺さぶると、ガタの分ホイールが動く。または、手にガタの感触が伝わる。(異常)
  • ホイールベアリングにガタがない場合。➡上下方向に揺さぶってもホイールが動かない。(正常)

 

この方法でタイヤを地面から浮かせることでホイールベアリング(ハブベアリング)が磨耗しているかどうかを点検することができます。

 

 

まとめ

ブレーキの異音と間違えやすい車輪からの『キュッキュッ』という音の原因はホイールベアリング(ハブベアリング)の磨耗による異音の場合が考えられる。

 

ホイールベアリングは磨耗して『ガタ』が大きくなると異音が聞こえるようになることがある。

 

異音の聞こえかたはひとによって違うので、表現の仕方は難しい。

 

ブレーキの異音と見分けるポイントは、ブレーキをかけてない時にも異音が出ている。また、走行状況によっては一瞬だけ異音が消えたりもする。

 

ホイールベアリング(ハブベアリング)の『ガタ』を点検する方法は、車体をリフトやジャッキでもちあげて、ホイールを上下方向に揺さぶってみるとわかる。