がれーぢブログ

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ブレーキの異音の原因を考える

こんにちは。がれーぢブロガーの『ぼす』です。

ブレーキからの異音。

ブレーキから音が出る、通称「ブレーキ鳴き」という現象があります。音が出るのは正常ではなく、なんらかの原因があって異音がするので、異常が出始めたサインだと認識しましょう。


「キーキー」や「ギーギー」あるいは「シャー」といったブレーキをかけた時の音。もしくは、ブレーキをかけていなくても走行中でもホイール付近からこのような異音がした場合は、一度ブレーキを点検して見ましょう。


ブレーキのどこを見れば良いのか?

という方はまず、この部分。
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ブレーキキャリパーと呼ばれる部分ですね。

車種によって形状や付いている数が、左右に二個だったりしますが、前輪部分だとこの辺りにほとんどの車種は付いてます。

写真の物はディスクブレーキ用のキャリパーですが、バイク用ではその他に、ドラムブレーキが一般的に使用されています。

今回はディスクブレーキの異音に対して、どこを見ていけば良いかを見ていきます。

①ブレーキディスク
②ブレーキパッド
③ブレーキキャリパー
④ブレーキレバー
⑤ブレーキマスター


※ちなみにブレーキの分解整備は資格を持った方にしかできません。自分のバイクなら自己責任で、他人のバイクや車のブレーキを無資格者が分解整備すると罰せられます。

①ブレーキディスク

ブレーキディスク表面を見て、極端に深い溝や傷が付いている場合、キャリパーに小石などが挟まって付いた傷が原因かもしれません。傷が付いてブレーキパッドが均等にブレーキディスクに接触していないと、異音が出る事があります。

また、事故車両などに多いのが、ブレーキディスクが歪んでいる事が原因による、走行中のディスクの回転に合わせて断続的に「シャーシャー」や「シュッシュッ」のような音が出る事もあります。

②ブレーキパッド

さきほどのブレーキディスクとブレーキパッドの接触面で音が出るのが99%ぐらいです。ブレーキパッドとブレーキディスクが馴染んでいないと接触面が均等ではないので、「キーキー」音が出る事があります。

黒板やすりガラスにツメをたてると不快なとってもイヤな音がでますよね。あれと同じで、面同士の接触では無く、点で面と接触している状態です。

ブレーキパッドを交換してしばらくは、なじみが出るまで音が出る事があります。何百キロも走ってもまだ、異音が出ている場合は他に原因があるでしょう。

車用のは、ブレーキパッドが減って限界使用までくると、限界を知らせる為にキーキー音が出る金属のプレートが付いているパッドがほとんどですが、バイク用のは、ほぼ付いていません。

限界までいくとブレーキをかけた時にゴリゴリとした音や感触になって伝わってきます。限界になってもそのまま使用していると、今度はブレーキディスクがゴリゴリ減っていきます。

そうなる前に気が付ける場合がほとんどですが、車検の無い250cc以下のバイクで、乗りっぱなしで、消耗品に無頓着な人が乗っているバイクは、ヒドイ状態の物をいっぱい見てきました。

③ブレーキキャリパー

音が出るのはパッドとディスクの当たり面なんですが、そもそもパッドをディスクに押し当てる働きをするのがブレーキキャリパーです。

このブレーキキャリパーの動きが悪くなると、ブレーキレバーを離してもパッドがディスクから離れない「引きずり」という現象が発生します。

軽度のものは音が出る程度ですが、重症化すると、ブレーキが戻らなくなって、押し歩きも重たくなります。

ブレーキキャリパーには油圧で押し出されるピストンがあり、このピストンの戻りが悪くなる事により、引きずりを生じるものと、キャリパーサポートのスライドピンの動きが悪くなることにより引きずりを生じるものがあります。

④ブレーキレバー

ブレーキレバーの戻りの不良により油圧がかかったままになり、キャリパーのピストンが戻らなくなるパターンもあります。純正のレバーではこのパターンはほぼ無いとおもいますが、レバー調整の遊び部分が無く若干油圧がかかる側へ調整してしまった時と、社外パーツの精度不良(寸法不良)などによるものがあります。

⑤ブレーキマスター

ブレーキマスターの動きが悪いことにより引きずりを生じる場合もあります。ブレーキマスターシリンダーがブレーキフルードの劣化などにより固着しだしたりすると、油圧が思うように伝わらず結果キャリパーピストンの戻りが悪くなります。



まとめ


ブレーキのパッド交換や、スライドピンの交換ぐらいは特別に難しいことはありませんが、キャリパーピストンとブレーキマスターのオーバーホールはバイク屋さんに修理依頼することを強くお勧めします。

オーバーホールには必然的にブレーキフルード交換が伴うのですが、ブレーキフルードを交換するときのエア抜きは完璧でなければなりません。
なぜなら、少しでもエアーが入っていると最大限の制動力を引き出せないからです。結果、停止制動距離が長くなり大変危険です。


分解が伴う整備で、エンジン、ブレーキ、クラッチは無資格者が行うのは危険で、ブレーキはその中でも特に危険になります。自分のバイクは自己責任ですが、他人のバイクは絶対に分解整備しないでください。



アクセルを開けたくなる思考にもブレーキをかける余裕を持ってくださいね。それではまた。